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酸性温泉

川湯温泉 とんでもツアー 北海道 [温泉地レポート 北海道]

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以前、酸ヶ湯温泉で、あるご婦人と温泉の話になったとき、「酸性のお湯が好きなら、北海道の川湯温泉がいいですよ」と教わりました。

北海道の酸性泉といえば登別が有名ですが、川湯温泉はそれを上まわる強酸性にもかかわらず、ほとんど知られていない温泉地です

ちなみに、和歌山県にも同名の“川湯温泉”があるので注意してください。

道東に位置する川湯温泉。
屈斜路湖と摩周湖の間にはさまれたその場所は、レンタカーで行くほかに、電車やバスもありますが、かなり本数が少なくてとても不便。
そこでツアーを探してみると、有名旅行会社の4泊5日格安旅行がありました。
しかも、空港まで送迎つきじゃないですか。
価格はなんと3万円ちょっとで、往復の飛行機代と4泊のホテル代、朝夕つきという激安です(2015年春)。

一も二もなく決めたのですが、
実は、
このツアーがすごかった。

まず、
川湯温泉への空路は、女満別、中標津、釧路の周辺3空港がありますが、
到着地は、なぜか圏外?のとかち帯広空港。
到着ゲートを抜けた私たちツアー客は、送迎バスの運転手から衝撃の事実を知らされます。

「みなさん、トイレを済ませておいてくださいね」
と、運転手。「ホテルまで4時間ほどかかりますから」
ツアー客の大半は、ここで絶句。
「そんなにかかるのぉッ!?」
「途中でトイレ休憩がありますから安心してください」
みなさん、お弁当を食べそびれた高校生のように、かなりムッとしています。

当然皆さんは、帯広に降りることは知ってはいますが、北海道は広すぎた。
帯広から川湯温泉は、地図で見るとそれほど離れて見えません(同じ県内だし。いや、道内だし)が、実は、東京駅から静岡駅ほどの距離があるんです。
しかも、オール下道で!
途中、信号がほとんどないのが、慰めです。
※近頃の川湯温泉ツアーは、より近い女満別空港になったようです。

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1時過ぎに帯広に降り立ち、バスに揺られて宿に着いたのは夕方。
気が付けば、家を出てどこかを観光するわけでもなく(送迎バスの転手さんが同情してくれたのか、タンチョウヅルを見られる鶴居村で10分ほど休憩)、移動だけで丸1日が終わります。
安いツアーなので、それもいたしかたない。
第1日目はこれで終了です。

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もちろん、ホテルのお風呂はpH1.8の酸性泉。
いいお湯でしたよ。

2日目 朝
同じツアーのおじさんが、ホテルのフロントで聞いてます。
「駅から流氷が見えるっていう北浜駅に、電車で行きたいんですが」
するとホテルの方は、
「帰りの電車は4時間来ませんし、喫茶店が一軒あるだけで、寒いのでおやめになられた方がいいと思いますよ」との返答。
そのおじさん、海も見ずに撃沈です。

いっぽうわたしたちは、弟子屈エコパスポートの周遊バス切符を買って、屈斜路湖畔にあるコタン温泉などをまわるつもりでした。
ところがホテルの方から「今はバスの期間が終わってますよ」と宣告。
撃沈、二隻目デス。

春休みなのに観光チケットが期間外って、いったいいつ走るのよ?
と思いましたが、町内で見かけた路線バスは、乗客が一人だけだったので納得。
周遊バスがあれば屈斜路湖や硫黄山、乗り継げば摩周湖にも行けたのに、と、悔しがるけど後の祭り。

この旅の一番の目的である川湯温泉公衆浴場も定休日。
レンタカーを借りる以外、ほかの観光地へも行けません。
しかも、同じツアーのお客さんは、借りたレンタカーのナビが壊れてマジでさまようハメに!
恐るべし、川湯温泉。
脱出不能の魔境です。

仕方なく、温泉街を散策。

すると、木彫りの熊を作っていた、お店のご主人に声をかけられました。
「人間、いないでしょ!」
えっ?
いきなりその言葉ですか。
でもおじさんは、ちょっとばかり誇らか。

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ひとけのない町内で出くわすのは、川湯魔境から脱出できない同じツアーの皆さんか、のんびり歩くエゾシカの群れだけ。
エゾシカは、この時期になると餌を求めて町の中までうろつくんですって。

地元のドライバーは、シカが消えるまでじっと待ちます。
クラクションを鳴らしてシカを驚かすと、どっちに駆け出すか予測不能。
自分の車に向かってきて、廃車になることもあるそうです。

とはいえ、こんなに近くでエゾシカを見られるのはラッキー。
でも、昼を食べるお店がないのはアンラッキー。

4連泊するホテルも、昼は食堂がクローズ。
2日目から、川湯魔境で昼ごはん難民になりました。

つまり、
鹿がいる=人が少ない時期=店もやっていない、の三拍子。
さいわい、北海道のコンビニチェーン、セーコーマート(略してセコマ)があったので、北海道限定販売のカップラーメンなどを購入。
まさに、川湯魔境で命をつなぐセコマ!
2016年6月12日ブログでセコマの素晴らしさを書いているので見てください。

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というわけで、遠い、無人、シカだらけ、という川湯温泉とんでもツアー。
そこで今回の教訓です。

「安い旅にはウラがある」

次回は、川湯温泉公衆浴場の様子と、温泉の源となるアトサヌプリ(硫黄山)を紹介します。

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