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酸性温泉

川湯温泉 とんでもツアー2 [温泉地レポート 北海道]

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前回紹介した川湯温泉とんでもツアー続編は、2日目の午前中のお話からはじめます。

旅の目的でもある川湯温泉公衆浴場がこの日は定休日。
周遊バスも運行期間外。
仕方なく最も近場な硫黄山に行くことにしました。
とは言え、町から片道2キロの距離。
もちろん徒歩で。

広大な屈斜路カルデラ(東西26キロ、南北20キロ)の中に位置するこの一帯。
カルデラっていうのは、地下のマグマが噴出して、地面(もしくは山)が陥没した地形。
このカルデラは屈斜路湖と摩周湖を擁していて、そのほぼ真ん中に川湯温泉と硫黄山があるのです。
つまり、巨大火山のど真ん中を歩いているというワケです。

遠くにかすむ外輪山を見ながら、まっすぐに伸びた道をのんびり歩く。
アメリカの大地を歩いているような風景は、雄大そのもの。
荒野を走るキタキツネが見えました。

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硫黄山は通称。
本名はアトサヌプリ。
アイヌ語の裸の山という意味で、火山性の地形で地肌がむき出しです。
警戒レベルがレベル1とはいえ、気象庁が常時観測している要注意火山。
川湯温泉の熱源です。

火山のふもとにはレストハウスがあって、その先に、岩肌から水蒸気や硫黄を噴き上げる噴気孔が多数ある。
その噴気孔に近づけるのが、硫黄山の醍醐味です。

とはいえ春先は、その噴気孔に近づくまでがひと苦労。
溶け残った雪だまりを、数十メートル歩きます。
気を抜くと、深い雪に足がズポッとはまる。
足を引き抜くとき、ブーツに雪が入って靴下が冷たい。
神経を使いながら噴気孔付近にたどり着いたはいいけれど、帰りもまた同じ雪道を引き返す。
コツは、誰かが歩いた靴跡を歩くと、はまりずらいようです(たぶん)。

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そんな苦労を乗り越えた先で、蒸気と硫黄を噴き上げる様子を間ぢかで見るのは迫力満点。
安全のため、ちょっと離れたところから見る、
というのではなく、文字通りその上に立って見られる、たいへん貴重なところです。

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足元(ほんとに足下)からは蒸気が噴き出し、水たまりにはぶくぶくと湯が沸く。

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噴き出た硫黄が黄色いドームになって、シューシューいっています。
温泉は、火山によって作られる。
実感できますよ。

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帰りは温泉街まで歩く気力が失せ、人生初のヒッチハイクを決意。
たまに車が通過するけど、道がまっすぐなぶんスピードが速い。
気合を入れて合図すると、やっと止まってくれました。
ちょうど川湯温泉に行く人だったのでよかったです。

冬の北海道は凍死することもあるので、道民の方は優しく乗せてくれるそうだ。
帰りは楽ちんに帰還することができました。

3日目は、温泉街のはずれにあるエコミュージアムに行きました。
そこでは有料のスノーシューを借りてエゾマツの森を探索する無料のガイドウォークを行っているので、いざ出発。
ガイドのお姉さんが雪深い森の中を案内してくれます。
木々の間を移動するエゾシカの群れも見えました(運がよければ)。

午後からは、お目当ての川湯温泉公衆浴場に行きました。
昭和初期に建てられた古くてボロい建物ですが、お湯の質は極上。
“北の草津”と言われるほどの酸性泉です

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風呂場には浴槽がふたつ。
pH1.8の強酸性の湯と、地下水を温めた33度ほどのぬる湯が並びます。
お湯はちょっと熱めな時もあるで、慣れない人はたっぷりとかけ湯をしてから入りましょう。
そして、あつ湯とぬる湯を交互に入るのが川湯温泉公衆浴場流。

身体が火照ってきたら、ぬる湯に飛び込む。
冷えてきたら、あつ湯に沈む。
繰り返すこと数回で、気分は爽快。

さらにここならではの北海道らしい体験と言えば、春先、風呂場の窓を開けると、外にいるエゾシカと目が合います。
温泉の湯気で雪の溶けた川湯の町に、冬のあいだエサを求めて集まっているのだそうです(いない日もあります)。

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川湯温泉公衆浴場の詳しいレポートは、近々アップしますので、楽しみにしてください。

4日目は同じツアーの方たちも行くところがないとおっしゃるので、皆さんを誘って再びエコミュージアムに行きました。
二日続けて行きましたが、この日はライブラリーでビデオを鑑賞。

屈斜路湖や摩周湖、川湯温泉のある巨大カルデラができた理由や周辺の自然など、それぞれ15分ほどのビデオを3本視聴。
川湯温泉一帯が、昔どうやってできたかがわかるので、火山と温泉の関係に触れられるまたとない機会。
何もない町で、暇つぶしにはもってこいです。

午後はふたたび公衆浴場へ。

今日もまた、窓を開けるとエゾシカさん。
地元の常連さんたちの北海道ライフを聞きながら、のんびりお風呂を楽しみます。
こんな感じで4日目終了。

最終日の5日目。
今日は帰る日なのでホテルで朝風呂に浸かり、10時にチェックアウト。
川湯魔境から脱出です
また4時間、観光一切なしの長旅で帯広空港まで向かいます。

ただただバスに乗っていただけなのに、空港に着いたときは皆さんぐったり。

フライトまでさらに2時間ほど待つけれど、帯広空港は小さいのでお土産物屋も少ない。
3階の展望ホールで飛行機のいない滑走路を眺めるだけが気晴らし。
帯広空港は羽田便しかないので(道内便もなし!)、離着陸もたまにしか見られない。

こんな感じで、とんでもツアーは終了。ボーっとすごした5日間。
その分、温泉の良さと、硫黄山の火山活動が秀でた想い出です。
川湯温泉公衆浴場の温泉はとっても気に入ったので、ぜひとも再訪したいです。

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